指導者紹介

常任指揮者 牛渡 克之

宮城県出身。東京藝術大学器楽科、同大学院音楽研究科修士課程修了。スイス国立ベルン音楽大学ソリストクラスに学ぶ。
 1988年アメリカ・ミシガン州ブルーレイクで開催された第3回ファルコーニ国際ユーフォニアムコンクール入選。日演連主催新人オーディションに合格し仙台フィルハーモニー管弦楽団とヨゼフ・ホロヴィッツ作曲の「ユーフォニアム協奏曲」を共演し好評を博した。1990年札幌市で開催された国際ユーフォニアム・チューバ協会(ITEA)世界大会におけるソロコンクールにおいて第1位を受賞。1992年第9回日本管打楽器コンクール(ユーフォニアム部門)において第2位を獲得した。
 これまで、ユーフォニアムを三浦徹、(故)大石清、ジェームス・ガーレイの各氏に、指揮法を江原功、ダグラス・ボストックの各氏に師事。
 同志社女子大学准教授。ユーフォニアムとテューバによるアンサンブルユニット「テューバ・ラボ」、サクソフォーンとバンドネオンとの風変わりなバンド「Out of the Standard(OTS)」各メンバー。最近は指揮活動も精力的に行い、船橋市交響吹奏楽団、いわてブリティッシュブラスバンド、いわてブラスゾリステンの常任指揮者を務める。2007月4月より当団指揮者就任。

指揮者 吉田 裕史

1968年生まれ。
東京音楽大学指揮科及び同研究科修了。 指揮を汐澤安彦、広上淳一、津田雄二郎の諸氏に師事。
1994~95年 ウィーン国立音楽大学にて開催されたマスターコースに於いて、ハンス・グラーフ、ユリウス・カールマンの両氏に師事しディプロマを取得。
1996年 シエナ、キジアーナ音楽院マスターコースにて、チョン・ミョンフン、ユーリ・テミルカーノフ両マエストロの下研鑽を積む。
1999年 文化庁派遣芸術家在外研修員として渡欧。 バイエルン(ミュンヘン)、マンハイム、マルメの各歌劇場で研鑽を積む。準・メルクル氏のアシスタントを務める。
2001年 「マゼール/ヴィラー国際指揮者コンクール」アジア予選代表。
2002年 五島記念文化賞・オペラ新人賞受賞。ローマに居を移す。
2003年 ロームミュージックファンデーション音楽特別在外研究生となる。ローマ歌劇場、ナポリ、サンカルロ歌劇場などにおいて数々のマエストロから薫陶を受ける。
2004年 市川オペラ音楽監督に就任。
2005年 ローマ歌劇場メンバーを中心としたアンサンブルを指揮し「カヴァレリア・ルスティカーナ」「リゴレット」を公演、イタリアにデビューを飾る。
第1回バルトーク国際オペラ指揮者コンクール第3位入賞。トランシルヴァニア交響楽団、ブタペスト・コンサートオーケストラ(MAV)と共演。
2006年 トリエステ、ヴェルディ歌劇場にデビュー。同歌劇場とカルラ・フラッチ率いるローマ歌劇場バレエ団の共同制作公演を指揮。
慶應大学ワグネル・ソサエティ・オーケストラを率いてヨーロッパ演奏旅行。(ウィーン、ムジークフェライン)(プラハ、スメタナホール)
プッチーニ作曲「エドガール」を本邦初演。
2007年 トリエステ・ヴェルディ歌劇場に再登場。ルーマニア、クルジュ・ナポカ歌劇場にてプッチーニ作曲「トスカ」を指揮。
エジプト国立カイロ歌劇場にて、ヴェルディ作曲「アイーダ」を指揮。ローマ歌劇場、カラカラ野外劇場にて、レオンカヴァッロ作曲「道化師」、プロコフィエフ作曲「ロミオとジュリエット」を指揮。120年以上の歴史を誇る同歌劇場において、日本人として初登場し大成功を収める。
2008年 パリ郊外にてヴェルディ作曲「椿姫」を指揮し、フランスにデビュー。
学校法人三室戸学園創立70周年記念特別オペラ公演モーツァルト作曲「フィガロの結婚」を指揮。エジプト国立カイロ歌劇場にてプッチーニ作曲「蝶々夫人」を指揮。
香港文化センターにてヴェルディ作曲「ドン・カルロ」を指揮し香港にデビュー。三木稔作曲「源氏物語」日本語版をハイライト形式にて世界初演。
2009年 シチリア・マッシモ歌劇場にシンフォニーコンサートを指揮してデビューを飾る。
イタリア中部、キエーティ歌劇場にてプッチーニ作曲「トゥーランドット」を、また世界遺産で有名な街エルコラーノにて、ドニゼッティ作曲「愛の妙薬」(オーケストラ:ナポリ・サンカルロ歌劇場管弦楽団)を指揮し、それぞれ成功を収める。
東京、目黒パーシモンホールにて、めぐろオペラプロムナードシリーズ、モーツァルト作曲「フィガロの結婚」を指揮。
2010年 1月 北イタリア・マントヴァ歌劇場音楽監督に就任。ラトビア国立歌劇場に「椿姫」を指揮してデビューを飾る

東邦音楽大学特任准教授、大学院講師。 イタリア在住。

吉田裕史さんのHPです。→指揮者 吉田裕史のホームページ